葉酸を摂ると良いことたくさん

葉酸について知りましょう。

貧血に悩む人に葉酸がおすすめ

貧血で悩んでいる人には、葉酸の摂取がおすすめです。
貧血は男女ともに起こり得る症状ですが、月経などで血が失われる機会の多い女性は、特に貧血になりやすいです。
実に10~20%の女性が貧血を抱えているともいわれています。

貧血の原因としてイメージされるのは、鉄分不足でしょう。
血液は主に、赤血球や血小板・白血球などで構成されています。
この中でも赤血球は血液中の大きな割合を占めており、重さでいえば約9割以上が赤血球なのです。
赤血球の中にはヘモグロビンという成分が含まれています。
ヘモグロビンは酸素と結びついて血流にのることで、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。
そしてこのヘモグロビンの生成に必要なのが鉄分であり、鉄分が不足するとヘモグロビンが減少するため、酸素が十分に体に行き渡らなくなります。
結果、体は酸欠状態になり、息切れや眩暈・立ちくらみなど貧血の症状を起こすのです。

しかし鉄分だけでなく、葉酸が不足することでも貧血は発症します。
骨髄では、赤芽球という赤血球のもとが作られています。
この赤芽球が、葉酸やビタミンB12といった補酵素のサポートを受けて細胞分裂を繰り返すことで、赤血球が形成されるのです。
葉酸は細胞の中心にあり、DNAなどの遺伝情報で構成される核酸の形成に必要な成分です。
葉酸が細胞の核を形成することで細胞の分裂や増殖が行われるので、赤血球の成長においても葉酸は欠かせない存在です。
順調に細胞分裂して成長した赤芽球は半々に分かれ、二つの赤血球が完成します。

しかし葉酸が不足すると、十分に細胞分裂を行うことが出来なくなります。
赤芽球は二つに分かれられずに結びついたままです。
すると通常の二倍の大きさを持った、不完全な赤血球が生まれるのです。
肥大化した赤血球は、酸素の運搬機能に乏しく、体の各所に十分な酸素を届けることが出来ません。
そして体が酸欠状態になることで、貧血の症状が表れるのです。

貧血を起こした場合、一刻も早く鉄分を摂取する必要があると考える人が多いです。
しかし葉酸不足による貧血であれば、当然、鉄分を摂取しても改善されることはありません。
貧血になったときには、葉酸不足の可能性も考慮してみてください。