葉酸を摂ると良いことたくさん

葉酸について知りましょう。

葉酸って何?

葉酸とはそもそも何なのでしょうか?
葉酸はビタミンB群の一種で、水溶性の性質を持ちます。
尿に溶けだして体外に排出されてしまう他、加熱調理にも弱いので摂取がやや難しく、また摂取した内の中から半分程度しか吸収が出来ません。
元々はほうれん草から発見され、ブロッコリーや枝豆、レバーや納豆に豊富に含まれています。

葉酸は体の形成にも大きく関わっています。
遺伝情報を管理するDNAの中心である核酸を形成する際に欠かせない成分であり、細胞の分裂や増殖を促進する役割もあります。
このため、体内にいる赤ん坊の発育にも大きな影響を与えます。
細胞が上手く増殖、分裂していかなければ胎児は順調に発育することが出来ません。

葉酸は細胞を増やすことで胎児の発育を助け、さらに神経管が正しく形成されない神経管閉鎖障害のリスクを下げるとされています。
赤ん坊の健常な発育に作用することから、葉酸は「赤ちゃんのためのビタミン」とも呼ばれます。

また葉酸は、タンパク質やアミノ酸を合成することで、傷ついた細胞の再生の手助けをします。
葉酸の不足が続くと、細胞の入れ替わりが活発な粘膜は大きなダメージを受けることになり、炎症などの弊害が出始めます。
軽ければ口内炎程度ですが、消化管の粘膜の炎症がひどくなれば、胃潰瘍を引き起こすこともあります。
粘膜を良く代謝させ健康を保つためにも、葉酸は不可欠なのです。

さらに葉酸には、造血作用も認められています。
葉酸はビタミンB12と共に摂取することで、補酵素として赤血球を生成する働きがあります。
葉酸が不足した状態だと正しい赤血球が生成できず、通常より肥大化した赤血球が生み出されてしまいます。
この巨大な赤血球は、酸素を運ぶという役割を十分に果たせないため、体が酸欠状態になり悪性貧血を引き起こします。
本来の貧血は鉄分不足などが原因ですが、悪性貧血は酸素の供給が十分でなくなったことにより、立ちくらみやめまいなどの貧血に近い症状が表れるのです。

これに加えて、葉酸には血中のホモシステインを分解する効能もあります。
ホモシステインは血液の凝縮を防ぐ血液内皮細胞の働きを阻害して、ドロドロの血液を作り、動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞のリスクを高めます。
葉酸を摂取することでホモシステインが排除されれば、悪性貧血や様々な病気を予防することが出来ます。